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<幸せな音>は管理人 幸音(ゆきね)による本誌ネタバレ感想と二次創作のサイトです。 『狼陛下の花嫁』の黎翔×夕鈴、『ひみつの姫君 うわさの王子』のイジー×アルディーナ、ぬるめですが、それぞれの年齢制限のある話も書いてます。年齢制限の話はパスワード必須です。入力画面での注意事項を必ずお守りください。 当サイト作品は全てフィクションです。実在の人物、団体、事件、史実などには一切関係ありません。原作が大好きです。著作権侵害を目的とせず、原作者様、出版社様とは一切無関係の自己満足個人サイトとなります。 更新はオフ優先ですので、基本的に不定期です。本誌ネタバレ感想は書きますので、最低月1の更新になります。 励みになりますので、よろしければ拍手やコメントしてやってください。何かございましたら拍手コメントやメールフォーム等にて。 拙い文章ですが、少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。

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名前を呼ばないで

お題サイト様:確かに恋だった
片恋ゆえに拒否をする恋5題:名前を呼ばないで

夕鈴独白
短め
 
名前なんて、人生のうちで最も書くことも、耳にすることも多い単語。
生まれた時に付けられ、死ぬまでずっと呼ばれるモノ。
呼ばれ慣れてるはずのモノである。

彼女の名前は、汀夕鈴。
未だ独身の国王陛下に舞い込む縁談避けのために雇われた、臨時花嫁(庶民)である。

「ゆーりん」

ひらがなで耳に入ってくるような呼び方をするのは夕鈴の周りで唯一人。
珀黎翔国王陛下――彼女の夫(仮)である。

名前なんて、その人個人を表す呼称でしかないのに、黎翔に名前を呼ばれると、なぜだか体が緊張する。
小犬陛下ならまだしも、狼陛下に豹変すると一気に強張ってしまう。

「夕鈴」

黎翔はわざと意地悪く耳元で囁くことが度々ある。
それも色気のある声で紡ぐから、ずるいと思うのは当然であろう。
しかも、なぜか艶のある表情の中に甘い雰囲気をまとわりつかせるから質が悪い。
演技であるのだから、そんな風に――本物の妃の名前を呼ぶような甘さを滲ませないでほしい。

名前を呼ばれて、触れられて。
呼ばれ慣れてるはずの名前が、まるで違う響きを持つモノに一変する。
黎翔に呼ばれると、他の人に呼ばれる時と何かが違うのだ。
その度に心臓が高鳴るのを止める方法を夕鈴は知らない。

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やっぱり、好きな人に名前を呼ばれると違うと思うのです。
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