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<幸せな音>は管理人 幸音(ゆきね)による本誌ネタバレ感想と二次創作のサイトです。 『狼陛下の花嫁』の黎翔×夕鈴、『ひみつの姫君 うわさの王子』のイジー×アルディーナ、ぬるめですが、それぞれの年齢制限のある話も書いてます。年齢制限の話はパスワード必須です。入力画面での注意事項を必ずお守りください。 当サイト作品は全てフィクションです。実在の人物、団体、事件、史実などには一切関係ありません。原作が大好きです。著作権侵害を目的とせず、原作者様、出版社様とは一切無関係の自己満足個人サイトとなります。 更新はオフ優先ですので、基本的に不定期です。本誌ネタバレ感想は書きますので、最低月1の更新になります。 励みになりますので、よろしければ拍手やコメントしてやってください。何かございましたら拍手コメントやメールフォーム等にて。 拙い文章ですが、少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。

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眠る前に

イジー×アルディーナ(新婚夫婦)
 
「イジー様、月が明るいですね」
寝所の窓から入る月の明かりは、満月なのかとても明るかった。燭台の蝋燭も要らないほどだ。
備えつけられた鏡台で髪を解かしていたアルディーナは、夫に向き直り言った。彼に向けるほんわり無防備で甘やかな微笑みは、昼間とはまた少し違う雰囲気に感じられる。
「今から外に出るのか?」
寝台に腰かけて妻を眺めていたイジーが応える。
「あ……ダメですよね。もう夜着ですし」
たとえガウンを羽織ったとしても、あまり褒められる格好ではない。それに、夜の王宮とは言え見張りの者があちこちにいる。そんな格好の妻をあまり人目に晒したくないのがイジーの本音だった。
「時間も遅いからな」
常に現実的に考える夫に、アルディーナはふふ、と微苦笑を零した。櫛を片づけ、寝台に向かう。
イジーの隣で眠るようになって、もう何日が経つのだろう。眠る時にいつも抱き締めてくれるのは、とても心地よくて、夫の意外な一面を嬉しく思っている。

そんな妻の小さな幸せを知らないイジーは、ベッドに上がってくる彼女に手を貸した。新婚夫婦用に設えたベッドは、細身の夫婦には十分な広さがあった。奥に位置をずらし、1人分のスペースを空ける。
手を引いたまま、アルディーナは少しずつ距離を詰めた。その際、自然と流れる黒髪に指を通した。目の前の黒髪は柔らかく、まるで絹糸のように手触りがいい。無意識ながらも指を滑らす頻度が増えたのは結婚してからの話である。
それだけで、細い肩がぴくりと動く。耳や頬、輪郭を辿る指に慣れたのは、少し前のこと。
何も言わず触れている間の緑の瞳は、無意識に誘うから手に負えない。
「あの……イジー様?」
首を傾げる仕草もますます愛らしく見える。
「余所見をするなよ?」
「余所見、ですか? あの、していませんよ……?」
告げられたことの意図を理解していないアルディーナがじっとイジーを見つめる。
「月に余所見をしていた」
憮然とした表情だが、怖くはない。
「……やきもち、ですか?」
何気なく言ってみたが、イジーが目を逸らした様子を見ると図星らしかった。
「え、本当なんですか?」
普段は無表情・無愛想な夫だ。些細な表情をアルディーナは見逃さないようにしている。だからこそ、やきもちなど非常に珍しい変化に気づいたのだ。
居心地悪くなったイジーは、嬉しそうにするアルディーナを引き寄せて唇を塞いだ。
「ん……っ」
「……おまえは俺だけ見ていればいい」
キスの間に短く囁く。
低く零したそれは、やきもちだったとはっきり示していた。
「はい……ん……」
唇を解放すると、わずかに息を乱していた。腕の中で呼吸を整えようとするので、イジーが背中を撫ぜて宥めさせる。
「……明日も早い。もう寝ろ」
「はい。おやすみなさい、イジー様」
横たわり、自らイジーの胸に頭を埋める。あまりにも無防備な妻の姿に、苦笑を漏らしながら溜息を吐く。イジーは布団を引き寄せて、しっかり被せる。小さな温もりと幸せを感じながら、彼はまた強く抱き締めた。

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新婚さんのいちゃラブ。
なんとなくこの2人は、まだだと思います。
というか想像できない。
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