幸せな音

【ひみつの姫君うわさの王子】【狼陛下の花嫁】二次創作サイト。2012/1/12/開設
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抱きしめて眠る癖が、

お題サイト様:確かに恋だった
お題:抱きしめて眠る癖が、

イジー×アルディーナ(新婚夫婦)
イジー視点

 
ガルニアの王太子であるイジーには癖がある。その癖というのは、結婚してから身についたものだった。

その日は公務で1日外に出ていたために、2人は思いの外疲れた。晩餐の後、イジーが入浴を終えて夫婦の寝室に戻ってきた頃、先に戻っていたアルディーナがソファでこくりこくりと舟を漕いでいた。
(先にベッドに入っているよう言えばよかったな)
彼は珍しく、気遣いを示せなかったことをわずかばかり後悔した。足音を立てないように、眠る彼女に近づく。気配に気づかないらしく、アルディーナは背もたれに軽く凭れかかってうたた寝していた。
「アル」
少し屈んで肩を揺する。しかし、彼女はわずかに反応を見せるものの、よほど疲れているのだろう、目覚める気配は感じられない。
結局彼は起こさずに自分でベッドへ運ぶことを決めた。背もたれと背中の隙間、そして膝の裏に手を回して、その軽すぎると言っても過言ではない華奢な身体を抱き上げる。その一連の流れの最中でさえ、アルディーナは瞼を深く閉じたままである。
結婚時に設えた夫婦のベッドはソファの後ろにあるので、距離はたったの数歩。ベッドへ辿り着いて、ひとまずシーツに横たわらせる。その間に布団を大きくめくり、再び抱き上げて奥へと移動させた。その際、彼自身もベッドの端に膝を乗せ、布団に入った。スプリングがわずかに軋んだが、やはり熟睡したままであった。
横たわると、彼女の小さな規則正しい寝息が彼の耳に入る。起こさないように背中に手を当てて、ゆっくり引き寄せた。
ふと、彼は気づく。
無意識に抱き寄せたそれは。
(癖になっていたのか)
いつの間にか抱き締めて眠る癖がついていたらしい。改めて考えると、もう隣に彼女がいないと物足りなさを感じるほどまでに。彼は腕の中にすっぽりと収まる、小柄なアルディーナの無防備な寝顔を眺めた。
(深く考えたことはなかったが……癖になるほど心地が良いのだろうな)
普段無表情なイジーが珍しくわずかに口角を上げ、アルディーナが寒くならないよう布団を寄せた。そして、できなかったおやすみのキスを、眠る彼女の額へと贈った。
眠っているはずのアルディーナが微笑んだように見えたのは彼の気のせいだろうか。

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癖になってるといいなと。
心の奥底では、独占欲があるから抱き締めて眠るとさらにいい。
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