【ひみつの姫君うわさの王子】【狼陛下の花嫁】二次創作サイト。2012/1/12/開設

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<幸せな音>は管理人 幸音(ゆきね)による本誌ネタバレ感想と二次創作のサイトです。 『狼陛下の花嫁』の黎翔×夕鈴、『ひみつの姫君 うわさの王子』のイジー×アルディーナ、ぬるめですが、それぞれの年齢制限のある話も書いてます。年齢制限の話はパスワード必須です。入力画面での注意事項を必ずお守りください。 当サイト作品は全てフィクションです。実在の人物、団体、事件、史実などには一切関係ありません。原作が大好きです。著作権侵害を目的とせず、原作者様、出版社様とは一切無関係の自己満足個人サイトとなります。 更新はオフ優先ですので、基本的に不定期です。本誌ネタバレ感想は書きますので、最低月1の更新になります。 励みになりますので、よろしければ拍手やコメントしてやってください。何かございましたら拍手コメントやメールフォーム等にて。 拙い文章ですが、少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。
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きみが幸せでいられますように

お題サイト様:確かに恋だった
選択式1444:きみが幸せでいられますように

黎翔視点
第59話妄想捏造SS

 
明日、君は後宮から出て行く。
けれどそれは君の意思などお構いなしに、僕の独断で決めたこと。
本来ならば僕が手に入れられるはずのなかった幸せな日々は、偽りの夫婦関係の上に成り立っていた真似事だったけれど、君と過ごす中で交わした言葉はいずれも本物だった。
君はそれを演技で、嘘だと思っていたようだけど。
ただ、ひとつだけついた嘘は、冷たい瞳で君を見下ろして放った言葉の数々。
君との日々は僕の中では悪い夢などではなく、むしろ願望に近い夢だった。
名残惜しく唇を離した直後に涙を流す君を見つめて、このやりとりが嘘であってほしいと願ったのは紛れもなく自分。
なのに、これから起こるであろう――起こるに違いない王宮の争いに君を巻き込みたくないと思うのも本心であるのだ。
純粋な君に醜い色に染まってほしくなくてこの腕の中から突き放す僕を、どうか忘れてほしい。
王宮に来る前の生活に戻って、大事な弟や友人との日常を紡いでいってほしい。
実家に帰した君には監視をつけさせた。
本来の目的――臨時花嫁生活で知り得た情報が漏れないため――ではなく、ただ単に君が笑っているかどうかを知るために。
残りの借金を帳消しにして、僕との関わりひとつ残さないようにしたにもかかわらず、だ。
けれど願わずにはいられないのだ。僕の愛した君が幸せでいられますように、と。

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