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第62話ネタバレ感想
追記にて
あれ、おかしい……ついこないだ感想書いたばかりなのに……と1ヶ月経つのが早かったです。 陛下の義弟・晏流公とその母親が住む掃除婦として邸に潜入して数日。 はじめに一度会っただけで、その後は掃除の日々を過ごす夕鈴。 なかなか会うことがないのでどうしよう……と思っていたら、当の本人から夕鈴の元へ。 「夕花は王都の出身だと聞きました。それでお話を聞けたら、と」 その様子を見た夕鈴は、(かわいい! なんかちょっと陛下っぽい! 小犬っぽい!)と内心興奮(笑) 了承した時に母・蘭瑶が呼びに来たので、晏流公とは一旦お別れ。 蘭瑶は、名門貴族の菫(とう)家から後宮に入った女性で、陛下とその母が辺境へ去った後に陛下の父から寵愛を受けて、晏流公を授かったとのこと。 (アレがかつて本物の妃だった人… たおやかなのに迫力があるっていうか 美しさの中にどこか怖さがあるみたい) 夕鈴が蘭瑶の第一印象を抱く一方で、蘭瑶は「早く 早く 早く知らせが来ないかしら…」と薄く笑みを浮かべる。 護衛役の浩大は(――アレは陛下のキライなタイプだよなあ… …毒花) 王都――氾家別邸。 水月を訪ねてきたのはなんと方淵。 長く休んでいるので訪ねてきたらしいです。 そんな水月の言い訳は「誰だって心の風邪を引く時ってあるだろう?」と(笑) 本当の理由は、「あの政務室じゃ手が震えて仕事にならないよ」というもの。 方淵が再び説教しようとすると、そこへ入ってきたのは紅珠。 「――柳家の次男 陛下のお気に入り 政務室では水月お兄様といつも仲良くケンカして お妃様に仲裁されて諭されてお妃様を困らせてばかりの――」 「今何かと気にくわん表現が」と言葉を挟むデフォルメ方淵が可愛いと思ったのも束の間、 「何でも良いのです お妃様の行方についてご存知のことはございませんか!?」 ……今本誌を見ながらキーを打っていて気づいたのですが、紅珠を宥める水月の「紅珠 落ち着きなさい」の台詞のルビが「こうぎょく」になっていましたね…… 取り乱した紅珠を宥めて部屋から出した後、王宮の空気の話に。 王弟を呼び戻す件について話を持ち出すと、「わざわざ我々が口に出す問題ではない」とバッサリ。 積極的に賛成している柳大臣とは意見が違うようです。 氾大臣は反対派ですが、水月自身は『王に世継ぎのいない今 国の安定のために王弟を王の近くへ』という主張が出るのは仕方ないと思いつつ、この急速な流れを不自然に思っているよう。 あらかじめ内部で事が進められていたのでは――?と。 前に何者かが老臣達を促していましたが、まだ誰なのかは判明していないです。 うーん、誰なんでしょうね……? 別れ際の挨拶では、「どうしても私を出仕させたいならお妃様情報を頼むよ 妹も喜ぶし」とちゃっかり頼んでる辺り水月さんらしい(笑) 王宮では、今の状態を危惧する李順さんと、それをあしらう陛下の姿。 深刻化する事態の中で、王宮の一室に『妃に似た娘を用意した』と2~3人現れたようです。 彼らは『なんでもいいから後宮を整えて早く世継ぎを』派。 「妃を失い傷心中と言ったら今度はそういう手で来るらしい」 「なかなかバカバカしい気持ちになった」と乾いた笑いを零す陛下。 「下らない事を考えるものだな 彼女に似た者などいるはずもないのに」と哀愁を漂わせる横顔を眺める李順さん。 その心中考えるのは、夕鈴のこと。 (王の妃に必要なものを彼女は何も持っていない) (彼女が適していたのはあくまで『下っ端妃』であり『バイト妃』 …陛下はそれをご存知だからこそ彼女を逃がした) (それは正しい判断で正しい状態だ ――正しい はずだ) 今まで『国王の妃』に関して揺らぐことのなかった李順さんが、初めて揺らいだ瞬間ですね! そして夕鈴はというと。 掃除中、見かけた晏流公。彼は剣を振る練習をしていました。 その様子をにこにこ微笑ましく眺めていると、弾みでよろけた晏流公――の頭の下に滑り込んで助けた夕鈴。 音を聞きつけて駆けつけた蘭瑶。 怒って注意する蘭瑶に対して、晏流公は「兄上はとても武芸に秀でた方だと聞いております …王都へ戻りお会いした時 弟の私が剣のひとつも扱えないようでは失望されてしまうのではないでしょうか…」 健気でいじらしい息子の様子に感極まって思わず「瑛風…いえ 晏流公」と名前を言い直した蘭瑶の言葉から分かるのですが、彼の本名は「瑛風」と言うそうです。 そんな親子2人を眺めていた夕鈴は(なんていい子なのー!!?)とこちらも胸を打たれて貰い泣き。 (兄上に認めてもらうために小さいのに健気に頑張る弟!?) (私そーゆーの弱い!!! なぜなら青慎(おとうと)がいるから!!) 晏流公から話を聞いた蘭瑶が夕鈴に声をかけると、泣いている理由を尋ねられて「弟も人知れずがんばっちゃうような子で ああ、すみませんお見苦しいところを…」 「晏流公はお小さいのに苦手なことにも努力をする大切さをご存知なのですね…っ すばらしいです!」 と感動のあまり色々口走ってしまった夕鈴。叱れられるかと思いきや、「そうなの そうなのよ」と嬉しそうに微笑んでくる蘭瑶。 第一印象はどこか怖いと思っていたのに、『息子溺愛』、『弟溺愛』という共通点が発覚して、彼女に親近感を覚えてしまった夕鈴なのでした。 まさか意気投合するとは思いませんでしたよ(笑) (王族の兄弟仲は難しい でもやっぱり言いたいっ) (『陛下の弟さん かわいいですよー!!!』) もうここで追い討ちかけられて噴いちゃいました。 一部始終見ていた浩大は、(なんかおかしい方向いってねーかアレ お妃ちゃーんそれ毒花ー)と呆然としていましたw 大きい展開としては、①李順さんが揺らぐ、②夕鈴と蘭瑶意気投合……ですね。 次回はもうちょっと大きく動いてくれたらなと思います。 スポンサーサイト
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